
皆さまこんにちは。福井県立大学の金粕と申します。この度、コ・メディカル形態機能学会第23回学術集会の事務局長を拝命し、2025年9月20日(土曜日)と21日(日曜日)の2日間、福井県県民ホール(AOSSA・アオッサ8階)にて学術集会を開催する運びとなりました。学術集会会長は本学の大島千佳教授が務めます。今回のリレーブログでは、学術集会のご案内をさせていただきたいと思います。
本学会は、2003年にコ・メディカル形態機能学研究会として発足し、看護学、放射線学、検査学、理学療法学、作業療法学、柔道整復学、鍼灸学など、多様な専門分野の研究者、教育者、臨床家、学生が集い、領域横断的に議論を深めてきました。現在では、多職種連携、統合的ケア、教育の在り方を探る貴重な全国組織として発展しています。医療技術の進展や、患者のQOL・生活支援を重視する医療が求められる中で、専門分野を越えた連携の必要性はますます高まっています。本学術集会では、そうした実践的、研究的な連携をさらに推進する場として、看護学分野の皆様にも多くの示唆を得ていただける内容を準備しております。
特別講演には、福井県立大学 恐竜学部の河部壮一郎教授をお招きし、CTスキャン装置を用いた恐竜の形態機能学研究というユニークで先端的な取り組みをご紹介いただきます。恐竜学部は2025年度に新しく開設された学部です。恐竜学や地質・古環境学などを学ぶ全国初の学部として、福井県立恐竜博物館に隣接する場所に学部棟を整備し、研究と教育の連携強化を目指しています。恐竜学にご興味のある方も、ぜひご参加いただければと考えております。
さらに、最新のオーラルフレイル対策について、言語聴覚士、管理栄養士の立場からの実践的アプローチを、大和大学の外山慶一教授、東京都健康長寿医療センター研究所の本川佳子先生にご講演いただきます。高齢者ケアや地域包括ケアに関わる看護職の皆さまにも、臨床に役立つヒントが多く得られることと思います。
分野を越えた学びや語らいを通して、看護学と他領域の新たなつながりが生まれることを願っております。北陸の自然豊かな福井の地で、ゆったりと交流を深めていただけましたら幸いです。また、若手研究者や臨床実践を担う皆さんにとっても、新たな視点や次の一歩を見つける場となることを期待しております。多くの皆さまのご参加を、心よりお待ちしております。
【学術集会の情報はこちらから】
ホームページ http://keitai-kinou.jp/meeting.html
Peatix https://peatix.com/event/4235643/view
最後になりましたが、私は日本看護研究学会近畿北陸地方会の広報委員をさせていただいております。広報委員では、リレーブログの記事をご執筆いただける方を随時募集しております。過去のブログも大変興味深い内容となっておりますので是非ご覧ください。