
皆さま、こんにちは。石川県立看護大学、成人・老年看護学講座の額と申します。2018年以来2度目の執筆をさせていただきます。以前執筆した2018年頃を思い返すと、仕事と修士課程の両立で精一杯の日々でした。しかし、今思えば新型コロナウイルス感染症に影響されることなく、調査・研究に取り組めたあの日々は大変恵まれていたと思います。新型コロナウイルス感染症により、私たちが携わっている看護、医療、教育そして研究は多大なる影響を受け、私も研究でお世話になっている施設への訪問を控えざるを得なくなり、普段楽しみしている学会や研修会も中止またはオンライン開催となってしまい、残念な思いをしました。
少しずつ日常を取り戻しつつある中で、この度、本学でも第12回看護理工学会学術集会を2024年11月2日(土)〜11月3日に開催させていただくことになりました。本学の成人・老年看護学講座の峰松健夫教授が大会長、真田弘美学長が副大会長を務めます。私は実行委員として、主に広報活動を行っています。
せっかくの機会ですので、学会のご案内をさせていただきたいと思います。学会のテーマは『バイオとの出会いで広がる看護理工学の多様性(ダイバーシティ)』です。
「看護理工学とは、多分野連携によってケアイノベーションの創出を目指す学問ですが、学会の歴史的経緯から看工連携が中心となってきました。政府主導でSociety 5.0の実現に向けて世の中が大きく変化している現代において、人工知能などのテクノロジーの重要性が増す中で、看護理工学会が看工連携の先駆者となる責務は小さくありません。しかし、看護理工学が学問として更なる発展を目指すためには、今こそ様々な分野との連携により学問の多様性を拡大していく必要があります。本学術集会では、その中でも特に生物学、分子生物学、生物工学などの『バイオ』に焦点をあてることとし、日本生物工学会や日本薬理学会看護薬理学カンファレンスとの共同セッションを企画いたしました。」(大会長挨拶文より引用)
第12回看護理工学会学術集会は、看護学の分野を超え、更なる看護学の発展を目指し、皆様とディスカッションできる機会として、私自身も楽しみにしております。ぜひ一度、ホームページやSNSをご覧いただき、近畿・北陸地方会の皆様もご参加ください。(北陸新幹線、敦賀−金沢間も開通し、アクセスしやすくなった方もいらっしゃると思います。)
さいごになりましたが、私は近畿北陸地方会でも広報委員をさせていただいています。リレーブログの執筆者も随時募集をしておりますので、ぜひお声かけください。過去のブログも大変興味深い内容となっていますので、ご覧いただけると嬉しいです。8月の本学会や第12回看護理工学学術集会で皆様にお会いできることを楽しみにしております。
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