近畿・北陸地方会

滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・福井・富山・石川の看護研究者・看護職者に、学術集会などを開催しています。

世話人代表ご挨拶

  初夏の候、日本看護研究学会近畿北陸地方会会員の皆さまにおかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。

 この5月の、新型コロナ感染症の5類への移行は、ここ数年のあいだ、私たちに耐えた生活があったことに気づかせてくれました。逆に、オンライン会議システムは、遠隔地との会議を可能にし、遠隔でなくでも、それを使った画面共有システムはwifiさえあれば便利で、すっかり生活に取り込まれました。また、新型コロナの感染から守ったマスクは、顔の一部を覆い隠し、私たちのメッセージのやりとりすらあいまいにしています。まさに、今、“おわり”と“はじまり”のフェーズです。このような情況だからこそ、見えているものから、生活とは何かを考えてみることができるのではないでしょうか。人々の生活を対象として働きかけることをなりわいとする看護学は、それぞれに与えられた自由の意味とともに、この歴史的できごとを通して、今こそ、生活の意味を考えてみる契機であるとも言えるのではないでしょうか。

 さて、日本看護研究学会の活動は、その地域の特徴にあわせ、看護研究に関して個別な対応を行う地方会に特徴があります。本地方会も、世話人の顔が見える関係を大事にしつつ、学術集会、セミナー、リレーブログ、二ユースレター発行などの活動を行っています。これらの活動は、日本看護研究学会近畿・北陸地方会のホームページで、写真とともに足跡が残されており、どなたでも見ることができます。35回学術集会(京都)での特別講演の録画は、2023年7月末まで日本看護研究学会Webの会員情報システムを通じて、近畿北陸地方会会員限定で、配信しています。

 近畿・北陸地方会世話人として活動してみたいと思われる会員の方は、世話人代表までご一報いただけますと幸いです。今後ともご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

2023年7月
世話人代表 若村智子