近畿・北陸地方会

滋賀・京都・大阪・兵庫・奈良・和歌山・福井・富山・石川の看護研究者・看護職者に、学術集会などを開催しています。

世話人代表ご挨拶

初秋の候、日本看護研究学会近畿北陸地方会会員の皆さまにおかれましては、ますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
2022年4月から2年間、世話人代表を拝命いたしました。
日本看護研究学会の活動は、「人間・健康・環境・看護」にかかわる現象から、人が人らしくより健康に豊かに生きるための方法論を探究し提案をしてきました。そのような中で、この2019年からのコロナ禍は、人間生活そのもの、人々の意識や考え方を大きく変えました。感染のリスクが非常に高い、病院や訪問看護などで働く看護職は、エッセンシャルワーカーとしての必然性を、世界中の人々の心に訴えました。コロナ医療でのこのような特別な役割は、我が国では処遇改善につながりました。しかし、看護職の専門性はどこにあるのかということを、声をさらに上げていかなければなりません。そのためには、研究活動を見える形にしていく必要があります。また、アフターコロナを見据え、看護研究や看護教育においても、変わるもの・変わらないものを見極める目が必要です。
地方会としては、学術集会だけでなく、セミナー、リレーブログなどの活動が行われています。これらの活動は、日本看護研究学会近畿・北陸地方会のホームページで、写真とともに足跡が残されおり、見直すことができます。これらの成果は、それぞれの委員会活動の賜です。10年以上続くリレーブログは、近畿・北陸地域での看護の歴史そのものです。是非、ご自身のできごとと合わせて、じっくりご覧いただけますと幸いです。
地方会の役割は、その地域の特徴にあわせ、看護研究に関する個別な対応を行うことです。そこで、近畿北陸地方の9府県を見渡し、それぞれの会員にとって、オンラインなども活用し、少しでも益があるような活動を進めることを、2年間のミッションとしたいと考えています。近畿・北陸地方会世話人として、ともに活動してみたいと思われる会員の方は、世話人代表までご一報いただけますと幸いです。今後ともご支援、ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

2022年8月
世話人代表 若村智子