お知らせ

北海道地方会からのお知らせを掲載いたします。

第25回学術集会の報告

日本看護研究学会第25回北海道地方会学術集会を終えて 

学術集会長 泉澤 真紀 

平成27年7月4日(土)、旭川大学において、日本看護研究学会第25回北海道地方会学術集会を開催しました。参加人数は105名(うち非会員45名、学生15名)で、無事終えることができましたので、ご報告致します。

 学術集会テ-マは、「我々が目指すベストプラクティス-臨床と教育をつなぐ看護倫理-」と題して、看護倫理に関するシンポジウムと研究発表を行いました。本学術集会では旭川地区だけでなく、東は北海道別海町から、遠くは東京や大阪からも広くご参加いただきました。また会員以外の参加者も多くあり、まさに看護倫理は、現代における看護の重要なテーマであることを、あらためて認識させられました。

シンポジウムでは、哲学倫理の立場から、天使大学教授 堀井泰明先生、臨床の立場から旭川赤十字病院緩和ケア認定看護師 蟹谷和子様、教育の立場から旭川医科大学教授 升田由美子先生、地域在宅の立場から旭川大学教授 山崎摩耶先生をお招きし、各々の立場から看護倫理について考えていく機会を得ました。看護は人に関心を持つことから始めること、臨床では倫理的ジレンマを数多く抱えていること、教育では学生に看護倫理を伝えることの難しさ、そしてそれを実践していく地域や現場での取り組みについてご報告していただきました。とても活発で有意義なシンポジウムになったと思います。一般演題発表は8題、看護実践の現場における発表であり、活発な意見交換がなされました。

 最後に、本学術集会の運営にあたりご尽力をいただきました関係諸機関、学会発表者・参加者の皆様、ならびに本部事務局の皆様に心よりお礼申し上げます。