中国・四国地方会

島根・鳥取・岡山・広島・山口・徳島・香川・愛媛・高知の看護研究者・看護職者に、学術集会などを開催しています。

ごあいさつ

 このたび、中国・四国地方会の会長を拝命いたしました、島根大学の津本優子です。森恵子副会長、林健司会計担当、西田佳世学術委員長、黒田寿美恵広報委員長、高橋恵美子監事、大﨏監事ほか、総勢32名の運営委員で地方会の運営にあたります。どうぞよろしくお願いいたします。
 島根大学で本地方会の事務局を担当するのは、平成28~30年度の内田宏美会長から実に9年ぶりとなります。平成28年度は、中国・四国地方会の前身であるC地区(近畿・四国)に地方会が発足して30年の節目の年として、30周年記念事業がありました。その中で、30年分の学術集会の抄録演題を覚えたてのテキストマイニングで分析し、研究内容がどのように変化してきたのかについて報告したことを、懐かしく思い出しました。それから数年のうちにコロナ禍という大きな危機に直面しましたが、学術集会については毎年開催地の先生方が、オンラインを駆使して継続してこられました。そしていよいよ対面開催が可能となった2024年3月の学術集会を、ここ島根で迎えることができたことを思うと、本地方会の節目に縁のある地であると実感する次第です。
 さて、社会的には物価高や自然災害など身近な生活が脅かされる状況や国際的な紛争など、先の見通せない側面がある一方、大阪で開催されている万博では「最先端技術など世界の英知が結集し新たなアイデアの創造発信」と、未来への期待を見ることができます。良くも悪くも未来の予測が難しいと言われる近年において、看護研究はこれまで着実に積み重ねてきた実績のうえに、これからの数十年後を見据えた取り組みを継続していく必要があります。中国・四国地方会もその一端を担っていることを意識し、会の運営を担っていきたいと思います。

一般社団法人 日本看護研究学会中国・四国地方会会長
津本優子

 

日本看護研究学会中国・四国地方会の歩み

1985年にC地区(近畿・四国)地方会として出発し、1993年からは中国・四国地方会となり、近畿・北陸地方会と合同で活動してきたが、2004年から中国・四国地方会として単独での活動を開始した。

1985年 C地区(近畿・四国)地方会設立。第1回学術集会開催した。

1988年 事業活動として新たに第1回NEW看護学セミナーを開催した。

1993年 本学会の地区割り変更に伴い、C地区から中国・四国地方会と近畿・北陸地方会に分離されるが、それまでの活動の経緯等から、以後も、学術集会とセミナーは合同開催を続ける。

1995年 中国・四国地方会単独事業として、ニューズ・レター第1号を発行する。

2003年 会員数の増加に伴い、近畿・北陸地方会との合同開催を中止した。中国・四国地方会の今後のあり方検討のために、各県選出のプロジェクト委員会が発足した。運営組織、事業活動方針等を含む地方会会則改正案を検討した。

2004年 分離後初の中国・四国地方会学術集会(通算第17回)を開催した。総会にて、地方会会則を改正し、中国・四国地方会単独活動として再出発した。