ニュースレター

東海地方会からのニュースレターを掲載いたします。

ニュースレター(Vol.24)

2020年10月1日 発行

錦秋の候、時下ますますご清祥の段、お慶び申し上げます。日頃は格別のお引き立てをいただき、ありがたく御礼申し上げます。
日頃より、一般社団法人日本看護研究学会東海地方会の活動に、格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
 一般社団法人日本看護研究学会東海地方会は、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020 年度セミナーを中止し、2020 年度東海地方会総会を委任状または議決書による開催へと変更させていただきました。学術集会は、現在、ZOOM によるオンライン開催および紙上による演題発表を予定しており、開催に向けて準備を進めております。
 東海地方会では、迅速な情報提供を心がけ、皆様とつながる地方会の運営に努めて参りたいと存じます。ニュースレター、東海地方会総会の議事録など、東海地方会のホームページに掲載し、皆様に多くの情報が発信できますように努めてまいります。本会にメール登録をされている会員の皆様には、適時メールによる情報発信をさせていただきますので、本会へのメール登録、所属変更等のお手続きをしていただきますようお願いいたします。
 会員の皆様には、引き続きご指導、ご鞭撻を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

東海地方会会長 白尾久美子

記事
● 2020 年度事業計画
● 第 24 回東海地方会学術集会報告
● 2020 年度東海地方会総会報告
● 第 25 回東海地方会学術集会のご案内
● 2021 年度東海地方会セミナーのご案内

2020 年度事業計画

1.第 25 回東海地方会学術集会
  学術集会長:佐藤直美(浜松医科大学医学部看護学科)
  期日 :2021 年 3 月 13 日(土)WEB 開催(LIVE 配信)
  テーマ :「実践をとらえなおす」

2.2020 年度セミナー
  プランナー:柿原加代子(四日市看護医療大学看護医療学部看護学科)
  期日 :2020 年 5 月 24 日(日) 9 時~12 時
  場所 :四日市看護医療大学 基礎看護学実習室(5 階)
   三重県四日市市萱生町 1200
  テーマ :「私の看護と出会う-日常の看護実践を倫理的観点から紐解く-」
  講演者 :平山惠美子(藍野大学医療保健学部看護学科教授)

 2020 年 3 月 27 日の世話人会の会議により、今後の新型コロナウイルスの感染拡大状況が予測困難なため、2020 年度のセミナーの開催は中止した。

3.ニュースレターNo.24 の発行
  2020 年9月 発行予定

4.世話人会開催
  第1回 2020 年8月 19 日(水) オンライン会議
  第 2 回 2021 年3月

5.総会開催
 東海地方会総会は、セミナーと同会場に開催予定であった。新型コロナウイルスの感染拡大予防に伴い、2020 年 3 月 31 日時点において、社)日本看護研究学会第 46 回学術集会期間中に開催予定としたが、学術集会中止に伴い下記に変更した。
  日 時 :2020 年8月 19 日(水)
  場 所 :社)日本看護研究学会東海地方会事務局 日本福祉大学看護学部内
  開催方法:委任状または議決権行使による参加

第 24 回社)日本看護研究学会東海地方会学術集会報告

会長 :蒔田寛子(豊橋創造大学)
テーマ :共に創造する看護の知―地域を護り育む看護の力―
演題数 :22 演題
参加者 :会員 64 名 非会員 3 名

 2020 年 3 月 20 日に開催を予定していた第 24 回東海地方会学術集会は、新型コロナウイルスの感染拡大と、それに伴う専門家会議・政府・各自治体などそれぞれからの移動・集会の自粛が要請されている状況を鑑み、学術集会を中止とし抄録開催としました。

第 24 回日本看護研究学会東海地方会学術集会を抄録開催して

蒔田寛子(豊橋創造大学保健医療学部)

 2020 年 3 月 20 日に、愛知県豊橋市で開催予定でありました「第 24 回日本看護研究学会東海地方会」について、準備から抄録開催までを振り返りご報告いたします。
 日本看護研究学会東海地方会世話人の先生方にご助言をいただきながら、本学教員を中心とした企画委員で準備を進めてまいりました。しかしながら COVID-19 感染拡大に伴い他の学術集会も多くがそうであったように、本学術集会も会場での開催中止を余儀なくされました。大変残念ではありましたが、参加者の安全を確保するため致し方ない判断であったと考えております。
 本学術集会のメインテーマは、「共に創造する看護の知-地域を護り育む看護の力-」としました。日本社会は大きく変容しており、少子高齢化と社会保障費の漸増は大変深刻です。そのため、医療・介護に関する法制度は改革が進んでおり、地域包括ケアが推進され、病院医療から在宅医療へと医療提供場所の考え方は変わってきました。社会と法制度が大きく変容している今、住民にとっての身近な医療職として、看護に求められる役割はさらに変化し、広がっていくと考えこのテーマとしました。
 基調講演は、メインテーマをふまえ、在宅看護の第一人者であり、大学院で師事し薫陶を受けました川村佐和子先生にご依頼しました。「在宅看護実践から看護の知を広げる」というテーマで、在宅看護の発展過程から、在宅看護を開拓した看護師たちの志、課題としての在宅看護の知識化についてお話いただく予定としておりました。
 教育講演の内容は、地方会であり、近隣の看護職が多く参加されることを想定し、看護研究の基礎的な内容についての講演を 3 題予定していました。奈良間美保先生には「看護研究における質的研究の意義とその取り組み」、中山和弘先生には「言いたいことを説明するための統計学」、大島弓子先生には「今、あらためて研究倫理とその審査の基準について再考する」とそれぞれのテーマでご講演頂く予定でありました。
 また、22 題の一般演題登録があり、抄録の採点と、ポスター発表への参加者の投票により優秀賞を選出し、表彰させていただく準備もしておりました。
 講演のご準備していただきました先生方、抄録発表された皆様、学術集会開催にご協力いただきました皆様に深く感謝申し上げます。
 COVID-19 感染は、対策と今後の予測が困難な状況であり、全世界が大きく変容しています。医療に関しては、重症者の増加による医療崩壊のリスク、全国の約 8 割の病院で経営悪化等、深刻な状況に陥っています。社会の変化とそれに伴う価値観の変化は、看護にも影響を及ぼすことと思います。メインテーマを検討した時の状況とは大きく変わりましたが、まさに社会のニーズにこたえ、看護の知をあらたに創造し、この未曽有の状況を乗り越えてまいりたいと思います。

2020 年度社)日本看護研究学会東海地方会報告

社)日本看護研究学会東海地方会 2020 年度総会が、2020 年 8 月 19 日(水)10 時より、東海地方会事務局において開催され、以下について審議・報告が承認されました。

議 題:
 審議事項
 1.(議案 1)2019 年度事業報告
 2.(議案 2)2019 年度東海地方会会計報告・監査報告
 報告事項
 1. 2020 年度東海地方会会員の動向
 2. 2020・2021 年度東海地方会世話人会役員選挙について(2019 年度総会にて承認済み)
 3. 2020 年度事業計画(案)
 4. 2020 年度予算(案)

 会員の皆様には、委任状・議決権行使へのご回答にご協力いただきまして誠にありがとうございました。

第 25 回社)日本看護研究学会東海地方会学術集会のご案内

 新型コロナウイルス感染拡大予防を鑑み、第 25 回 社)日本看護研究学会東海地方会学術集会は、講演は WEB 開催(ライブ配信)、一般演題は紙上発表といたします。

  会長 :佐藤直美(浜松医科大学医学部看護学科)
  期日 :2021 年 3 月 13 日(土)
  テーマ :「実践をとらえなおす」

■ プログラム
Ⅰ.会長講演 「実践をとらえなおす」
    佐藤 直美(浜松医科大学)
Ⅱ.教育講演 1 「すぐれた実践を共有可能にする:ケアの意味を見つめる事例研究の挑戦」
    山本 則子(東京大学)
Ⅲ.教育講演 2 「研究成果を活用して実践をとらえなおす」
    佐々木 菜名代(浜松医科大学附属病院)
Ⅳ.教育講演 3 「あらためてリフレクションとは―実践をとらえなおすために」
    池西 悦子 (大阪医科大学)
Ⅴ.特別講演 「新型コロナウイルス感染対策の行政における実践を経験して」
    山野 富美 (静岡県健康福祉部健康局)
Ⅵ.一般演題 抄録による紙上発表

■ 一般演題の募集について
1. 募集期間
 2020 年 10 月 20 日(火)~2021 年 1 月 18 日(月)必着

2. 申し込み方法
 当学術集会ホームページ
  (https://www.jsnr.or.jp/district/tokai/meeting/gakujutu25info.html)より、「一般演題抄録原稿見本」「一般演題申込書」「抄録作成チェックリスト」をダウンロードし、記入後、下記のメールアドレスへお送りください。審査の上、折り返し採否等について通知致します。
 ※送付メールの件名(タイトル)には必ず、"【一般演題】"と入れて下さい。

「一般演題抄録原稿」「一般演題申込書」「抄録作成チェックリスト」の送り先
 第25回 日本看護研究学会 東海地方会学術集会事務局

3. 発表形式
抄録による紙上発表

4. 演題発表者と共同研究者の事前参加登録について
 ・ 発表者および共同研究者は、すべて日本看護研究学会員に限ります。
 ・ 非会員の方は、一般社団法人日本看護研究学会 学会事務局にて入会手続きを完了してからご応募ください(http://www.jsnr.jp参照)。
 ・ なお、入会に必要な推薦者(学会評議員)に面識がない方は、第25回日本看護研究 学会東海地方会学術集会事務局にその旨をご連絡ください。
 ・ 本地方会学術集会は参加費で運営されています。当日に参加できない共同研究者の方も、全員参加費を事前にお支払いください。

■ 学術集会参加申し込みについて
 1. 学術集会参加申し込み・参加費振り込み期間
2020 年 10 月 20 日(火)~2021 年 2 月 28 日(日)

2. 参加申し込み方法
・ 参加申し込み方法は、当学術集会ホームページよりお手続きをお願いいたします。
・ 参加申し込み
  URL:https://www.jsnr.or.jp/district/tokai/meeting/gakujutu25info.html
・ 参加申し込み後、2021 年 2 月 28 日までに、下記口座へ参加費の振り込みをお願いいたします。会員の方は、通信欄に必ず会員番号をご記入ください。
・ 参加申し込み後、参加費の振り込みをされた方には、抄録集および学術集会のライブ配信視聴のための URL をお送りします。

3. 参加費と振込先
  参加費:会員・非会員 3,000 円 学生(大学院生除く)無料
  振込先:ゆうちょ銀行
  口座番号:00850-7-142916
  加入者名:日本看護研究学会東海地方会

 学術集会に関するお問い合わせ先
〒431-3192 静岡県浜松市東区半田山1-20-1
浜松医科大学 医学部看護学科 影山 葉子
第25回 日本看護研究学会 東海地方会学術集会事務局
学術集会ホームページ:
https://www.jsnr.or.jp/district/tokai/meeting/gakujutu25info.html

2021 年度社)日本看護研究学会東海地方会セミナーのご案内


 プランナー:柿原加代子(四日市看護医療大学看護医療学部看護学科)
 期日   :2021 年 5 月予定
 場所   :四日市看護医療大学 基礎看護学実習室(5 階) (予定)
       三重県四日市市萱生町 1200
 テーマ  :「私の看護と出会う-日常の看護実践を倫理的観点から紐解く-」
 講演者  :平山惠美子(藍野大学医療保健学部看護学科教授)